人工芝を敷く前に人工芝加工に必要な道具をおさらいです。
カッター
はさみ
かなづち
メジャー
防草シートが敷き終わったらいよいよ人工芝を敷いて行きます。
その前にどのように敷いていくか、カットはどのように敷いていくかを把握しておきましょう。
人工芝には葉の向き(葉の傾き)があります。
人工芝を敷く際には葉の向きをそろえてあげると綺麗にみえます。
人工芝はプラスチックで出来ていますので、太陽の光が当たるとどうしても白っぽく見えてしまいます。
この時寝てる所(葉の胴体部分)に光が多く当たるとより白っぽく見えてしまう為、太陽に向かって葉の頭が向く方向にしてあげるとその現象を軽減する事が出来、より緑色の綺麗なお庭になります。
また人工芝を繋ぎ合わせる部分もしっかり葉の向きを揃えてあげる事で繋ぎ目が分かりにくくなり、一体感のある広々とした人工芝のお庭が出来ます。
人工芝を施工するにはカット等が必須になります。
人工芝を広げる前に人工芝の基本的なカットの仕方を知っておきましょう。
人工芝を切る場合は人工芝の裏側からカッターを使って切っていきます。
ただし人工芝は縦横で切り方が変わりますので下を参考にして切りましょう。
縦の長い方向に平行に切る場合は人工芝の葉と葉の間のゴム部分を切るようにしましょう。
葉の間を切る為、線引など使わずに切れます。
ただし、線がずれないよう慎重に行いましょう。
横の短い方に平行に切る場合は定規を当てて切っていきます。
葉の付け根のデコボコした部分を切る為、少し力がいりますが確実に直線できっていきましょう。
人工芝の横面でも長いものだど2m以上ありますので、定規でなくても良いのですが、2m以上の直線が引けるものが必要になります。
人工芝は作られてから丸めて梱包され配送されますので、丸めた外側には癖がついていたり、曲がってしまったりしている場合があります。
そのまま使ってしまうと人工芝の同士のつなぎ目などで目立ってしまう事があるので、広げたらまずはこの両端を1列切り落としますてから使用します。
耳の切り方は上の縦で切る方法で一列多く(芝のついている箇所を1列)カットしましょう。
人工芝を注文する業者によっては有料でカットをしてくれる所もありますが、 そこまで難しい作業では無いですし、その他でも人工芝のカットは行いますので練習も含めて自分でカットしましょう。
障害物のカットは防草シートの時と同じ切り方で切る事が出来ます。
ただし防草シートと違い、人工芝は少し硬い素材となりますので、怪我をしないよう注意しながら行いましょう。
防草シートが貼れたらいよいよ人工芝の設置です。
人工芝施工の流れは以下のようになります。
人工芝を広げたらまずは施工箇所に合わせて人工芝をカットし、お庭に固定する為の準備として仮敷を行います。
人工芝は届いた状態ですと、しっかり梱包されていると思います。
人工芝の開封は以下のように開封します。
開封時は敷く最初の場所に持っていってから(転がしてから)行うと後々楽です。
開封時はカッターを使用しますが、力をいれずに撫でるように少しずつ切っていきましょう。
まずは人工芝を並べる為に一度仮に敷いてカットし、お庭に合わせていきます。
人工芝を敷き詰めたらそれぞれの人工芝を接合して1枚の大きな人工芝にします。
接合は人工芝用ジョイントテープ(人工芝接続テープ)で行います。
接続時は先に敷く側の芝の葉を後から敷く芝で巻き込まないようにしましょう。
先に敷いた側の葉を巻き込んでしまうと、巻き込んだ所が盛り上がってしまうだけでは無く、 巻き込んだ分の芝だけ芝が裏に入ってしまう事になりますので、つなぎ目が非常に分かりやすくなってしまいます。
巻き込まないようにするには、芝が接続側に向いている方を後に付けるようにしましょう。
また先に付ける方には念の為、養生テープで芝を固定してあげ、両方付け終わった後にテープを剥がしましょう。
人工芝のつなぎ目は誰もが大なり小なり気にする事だと思います。
つなぎ目次第で人工芝の出来上がりを大きく左右してしまいます。
つなぎ目が出ないようにするには以下のポイントを抑えて施工しましょう。
人工芝を縦に切った時に葉と葉の間を切りましたが、この葉と葉の間の間隔を同じにしてあげれば自然な仕上がりになりつなぎ目が目立ちません。
これは離れすぎるのはもちろんですが、近づけすぎても芝同士が重なってしまう為目立ってしまう為、自然な感覚で付けてあげましょう。
幅的には芝と芝の間が2~3mm程度開いているのが理想です。
※ゴムの間では無く芝と芝の葉の間です。
人工芝をすべて接続出来たら大きな1枚となっていると思います。
そうなったらいよいよ最終工程の人工芝の固定を行っていきます。
人工芝はU字釘を打って固定していきます。下地がコンクリートの場合は専用の両面テープでの固定となります。
U字釘で打つ場合は20センチ~30センチ間隔で打って行きましょう。
隙間が開いてしまった人工芝
接続面をまたいでU字釘を打つという方もいらっしゃいますが、当店ではあまり中に打つ事をおすすめしていません。
理由としては、ジョイント部分のU字釘とU字釘の間から風が入ってしまい剥がされる可能性が非常に高くなるからです。
ホームセンターなどで売っているものは1m幅の物が多い為(業務用ですと2m幅)、人工芝自体軽く飛ばされてしまう可能性も出てきます。
また人工芝は温度により伸び縮みしますので、U字釘でつなげた場合、U字釘の間に隙間が出来てしまう可能性も出てきます。
U字釘を全てうち終わったら最後にしっかり止まっているか全体を確認しましょう。
基準は強い風が吹いても大丈夫かどうかという点で見ていきましょう。
お庭によっては最後までU字釘が打ち込めない所もあると思いますので、そういう場合は内側に入っても良いので打てる所にしっかり打っておきましょう。
今後数年しっかり持つように不安な所に関してはいつもより多く打つなど万全な体制で挑みましょう。