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人工芝検討前に知っておきたい事

人工芝には様々なメリットがございますが、まだまだ人工芝でも解決できない事、人工芝を敷いたせいで起こる可能性があるものもございます。

これはご自分で敷かれても、どの人工芝施工業者に頼んでも起こる可能性があるものです。
後で後悔しないよう人工芝ご検討前に一度是非ご確認下さい。

  1. 水はけは大きくは変わりません
  2. 人工芝には寿命があります
  3. 夏場には温度上昇いたします
  4. 伸縮がある場合がございます
  5. 静電気が発生しやすくなります
  6. 火気厳禁です
  7. 雑草が生える可能性もございます
  8. カビやコケが発生する可能性

水はけは大きくは変わりません

雨

ご質問などでよく聞かれる事ですが、人工芝には水を下に通す為に下地に小さな穴が無数にあいておりますので、
人工芝を敷く事で水はけが悪くなったり、逆に水はけが良くなったりする事はございません。

下地の水はけがそのまま影響

たまに家の裏側等の水はけが悪い所に人工芝を設置する事で解決できないかという意見がございますが、
こちらも下地の水はけがそのまま影響してしまう為、人工芝を敷いても、敷く前の状態のまま人工芝が敷かれただけの状態になります

当店が施工する下地処理というのは、人工芝を綺麗に敷く為に、柔らかい土の場合は砕石を入れたりなど、人工芝を平に敷く為の工事の為、
水はけの改善には人工芝の下地の更に下からの改良をする土壌改良という工事が必要になります

ベランダやコンクリートは要注意

人工芝は雨など降ってきた場合でも、下に通す為の穴から、雨水を地面に逃がします。
しかしベランダやコンクリート面など水を通しにくい下地などの場合は水が逃げにくく、また排水用の穴を塞いでしまったり、
水の流れを止めてしまう事で水が溜まってしまい、結果、金属、鉄の腐食や、カビ、コケ、場合によっては虫の発生がある事もございます。

人工芝には寿命があります

白黒芝

人工芝は天然芝と違い人工物ですので、必ず寿命というものがございます。一般的な人工芝の寿命、耐用年数は5~8年程度となっております。
当店で扱う人工芝は人工芝の弱点である紫外線に強い加工をしておりますので、約10年程持つようになっております。

寿命が過ぎると?

人工芝を劣化させる主な原因は太陽からの紫外線が原因です。
紫外線を受けた人工芝の葉は徐々に硬くなったり色が抜けてきたりします。

これがさらに進むと色はもともとの素材の色である白色になっていきます。
また芝葉が固くなる事で葉先の折れ、抜けなどが起き、人工芝の下地素材が見えてくるようになってきます。

人工芝選びは慎重に

近年、人工芝の進化は非常に進んでおり、見た目はよりリアルになってきました。
ただし、注意しなければいけないのは、最初の見た目はリアル差にこだわる為、敷いたすぐは良いのですが、耐久性には大きく差が出てしまいます。
中には1年目からすでに上記のような人工芝の寿命を迎える商品も見た事もございます。
人工芝を選ぶ際はコストに見合った人工芝の耐久性があるかどうかを最も慎重に見る事が非常に大事になります。

当店の人工芝についてはこちら

人工芝の使い方で耐用年数が変わります

人工芝には目安の為の耐用年数が設定されておりますが、耐用年数は使用方法によって大きく耐用年数が変わってきます。
耐用年数は例として以下のようなときに変わってきます。

  • 日当たりが良すぎたり、反射などで光を集めてしまった場合は人工芝が脱色や葉が硬化して折れやすくなったり、場合によっては熱によって溶けたりします。
  • 人工芝の上に自動車などを停める場合は、重量や駐停車時に負荷がかかる為、劣化が早まる事がございます。
  • スポーツなどの激しいスポーツを繰り返し行う事で人工芝に負荷がかかり耐用年数が短くなる事がございます。
  • 飛んできた土や砂などを放置しすぎると蓄積し、その上に雑草が発芽してしまうと、人工芝の中に根がはり、取れなくなる事がございます。

上記は一例です。環境によって人工芝の耐用年数は大きく変わってきます。
「こうだったかなー」など異変を感じた場合は施工店へ一度相談してみると良いかもしれません。

夏場には温度上昇いたします

太陽

表面温度は最大で70度近くになる事も

人工芝の素材はポリプロピレンもしくはポリエチレンというプラスチックの素材で出来ています。
その為、耐熱に関しては100度程度まで耐える事は出来ますが、排熱性能は無い為、夏場には太陽からの熱を蓄積してしまう可能性がございます。

特に温度の高い太陽熱が長時間、継続的に降りそそぐ真夏のお昼時などは、最大で70度近くになる事もございますので、
裸足で使用の方、小さいお子様がいらっしゃる方、ペットがいる方などは使用時は注意が必要です。

表面温度対策

人工芝の温度対策としては2つございます。

  • 使用前に水を撒く

    最も気軽に出来る対策です。
    夏のお昼時にご利用される場合は、使用前に水を撒いて頂く事で表面温度を下げる事が出来ます。

  • 人工芝の上に砂を巻く

    人工芝の上に砂(珪砂)をあらかじめ敷いて頂く事で砂が温度上昇を防いでくれます。
    また砂をまいておく事で、人工芝が立ちやすい、激しい負荷にも耐えられるようになる等のメリットがございます。

    ただしその砂に雑草の種子が飛んできて発芽してしまうと、人工芝の上に雑草が生えてしまう可能性もございます。

伸縮がある場合がございます

ゴムと人形

人工芝の土台の素材はゴムで出来ております。
お近くのゴム製品を想像していただくと想像しやすいのですが、ゴムは、夏などの熱い日には柔らかくなり、冬など寒い日には硬くなる性質がございます。

その為人工芝は設置時にはぴったりでも、夏に伸びたり、冬に縮んだりする可能性がございます。

伸縮で起こる問題

人工芝が伸縮した場合に起きる問題は以下になります。

  • 人工芝が伸びた場合の問題

    人工芝の下地は気温が高くなると伸びる可能性がございます。人工芝が伸びると、人工芝の面積が通常よりも大きくなる為、しわや、たるみが出来る可能性がございます。

    小さなお子様の場合、つまずき転倒の可能性もございますので、夏場には念の為大きなしわやたるみが無いか事前にご確認頂いてからご使用下さい。

  • 人工芝が縮んだ時の問題

    人工芝の下地は気温が低くなると縮む可能性がございます。人工芝が縮むと、人工芝の面積が小さくなる為、
    主に設置面の端に隙間が生まれる事がございます。
    この隙間に雑草の種子が入り込み、発芽してしまうと人工芝の端から雑草が生えてくる事がございます。

どちらの場合も、もしも気になる所が見つかった場合は、一度施工店へご相談してみると良いと思います。

静電気が発生しやすくなります

静電気

人工芝の芝の原料は通常、ポリプロピレンやポリエチレンと言ったプラスチックの原料で出来ています。
これはスーパーのビニール袋などにも使われている原料で、ビニール袋が壁にくっつくようにこの素材は静電気を帯びやすい性質があります。

特に空気が乾燥する冬場などは静電気が帯電してしまいやすくなります。
これは物質に残っている水分が帯電した静電気を空気中に逃す役割があり、乾燥してこの水分がなくなるとその性質が弱くなる為です。

人工芝の静電気対策

  • 砂をまく

    この静電気を防ぐためにもやはり人工芝の上から砂(珪砂)をまく事で抑止する事が出来ます。
    これは砂が水分を含み、人工芝周辺を乾燥させないため、残った水分が静電気を放電してくれる為です。

    ただし人工芝に砂をまく事で、上に草が生える、廃棄時に費用が高くなるなどの副作用もありますので、注意が必要です。

  • 使用前に水をまく

    これは砂よりも簡単ですが、一時的な対策となります。
    静電気が発生するのはその物質に付着している水分が少なり、放電する事が出来ない為なので、
    使用前に水をまく事で人工芝に帯電した静電気を水分が空気中に逃がしてくれる為、静電気防止をしてくれます。
    ただしこれは一時的なものなので、乾燥している日でご使用時にはその都度水を撒く事が必要になります。

火気厳禁

火気厳禁

人工芝以外では、草だらけのお庭を除いたお庭では火種を落としてもすぐに消せば特に問題はありません。
しかし、人工芝の場合は芝の葉はプラスチックの素材で出来ている為、約100度のものに接すると融解(溶けて)しまいます。
その為、人工芝は火気厳禁とおります。

人工芝は燃えやすい?

インターネットでたまに人工芝は燃えやすいというのを見ますが、人工芝に火をつけるとどうなのでしょうか。
ペットボトルを想像していただくと分かりやすいと思いますが、人工芝に火をつけても解けるだけで燃え広がりやすいという事はありません

人工芝でのバーベキューや花火

夏になるとバーベキューや花火をやるという方もいらっしゃると思いますが、人工芝の場合は火気厳禁なのであまりおすすめは出来ません。
これは上で書いたように100度以上の熱源、火種を落としてしまうとその部分の芝の葉が解け後が残ってしまいます

どうしても行う場合は火種が人工芝に落ちないようにして頂く必要がございます。
その場合は耐熱性、不燃性のシート等を敷いて頂く事で人工芝を守る事が出来ます

雑草が生える可能性

人工芝と雑草

人工芝は雑草対策としてご利用頂いている方もいらっしゃいますが、人工芝でも稀に雑草が生えてくる可能性がございます

人工芝は一般的には雑草対策の為に人工芝の下に防草シートを敷き対策していますが、防草シートをとめる際の釘穴などが開いた箇所、また人工芝には排水用の小さな穴が開いていますが、そこから砂や土が入りそこに雑草が発芽してしまうという事もあります。

また上記で説明したように人工芝には伸び縮みするという性質がありますので縮んでしまった時に端に隙間が出来てしまい、そこから雑草が発芽してしまう可能性もございます。

雑草が生えてしまった場合は?

もしも人工芝ご利用中に雑草が生えてるのを見つけた場合は、見つけた時点で取り除いて下さい。
生えてきた雑草をそのまま放置してしまうと、根が成長して人工芝の葉とからまりあい、最悪の場合取り除く事が困難になり、その部分の張り替えが必要になる事もぼざいます。

雑草が真ん中から生えてきた場合は注意

人工芝設置後に雑草が生えてきた場所が端ならばまだ大丈夫なのですが、人工芝の中側から生えてきてしまった場合は人工芝通しの隙間や人工芝の穴が、防草シートの穴や隙間と一致してしまい土の面が表面に出てきてしまっている可能性がある為、注意が必要です。

もしも下地の土の部分が出てしまっている場合、今後も雑草が生え続けくる可能性がございますので、もしも人工芝の中側から雑草が生えてきてしまった場合は一度施工業者へ相談してみると良いでしょう。

カビやコケが発生する可能性

菌類

先に人工芝では水はけが変わらないと書きましたが、もともと水はけが悪い場所に人工芝を敷いた場合は、常にじめじめした状態となる為、人工芝にカビが生えたり、コケが出てきたりする可能性がございます。

対策は?

このようにならないようにする為には、下地作成時点で土壌改良を行い、下地自体の水はけを改善するしかありません。
もしもそのようなお悩みがある場合は人工芝設置前に必ず施工業者にお伝えする事をオススメ致します。

すでに人工芝を設置してしまった後では、再度下地の工事が必要になる為、一度敷いた人工芝を剥がし、下地から作り直さなければいけない為、費用がかさんでしまいます。

人工芝にカビやコケが生えてしまった場合は

もしも施工後にカビやコケが生えてしまった場合はお家に高圧洗浄機がある場合は高圧洗浄機で、
無い場合は水を流しながらデッキブラシ等でこすって頂く事で落とす事が出来ます。
目立ってきたら定期的に落としていただく事で人工芝を綺麗に保つ事が出来ます。